なかなか聞けないお葬式トリビア!

新しいお葬式の常識とは?

日本国内でも、お葬式のマナーや常識は時代とともに変化しています。かつては葬儀の場に茶髪や金髪で参列することは絶対的なタブーとされてきましたが、最近では時代とともにマナーのほうが若干緩和され、多少髪を染めていても許容されるようになってきました。さらに、お葬式の世界で進んでいるのがシステム化です。僧侶派遣サービスに代表される新サービスのように、葬儀の料金も明瞭になってきており、ウェブサイト上で料金の確認から僧侶の派遣まですませられる環境もととのいつつあります。最近ではお寺も会社組織のようになり、お賽銭やお布施を収入のように管理しているところも少なくないと言われています。このような変化を伝統の形骸化として批判する声もありますが、一方で、利便性の観点からやむを得ない、とする見方もあるようです。

多様な日本人の死生観

日本人というと、古くから葬儀をはじめとする伝統を重んじてきたと思われるかもしれませんが、日本人といえども死生観はひとつではありません。とある飛行機事故によって命を落とした著名な女流作家は普段から葬儀にまったく関心がなく、周囲にもそのことを伝えていました。そして、飛行機が深刻なトラブルに巻き込まれ、おそらく命は助からないだろうと悟った彼女は、座席で冷静に自分の死後の始末についてメモ形式で書き残しました。未完の原稿や連載の処理やペットの世話について事務的に、箇条書きで記した後、最後の一行として彼女は一言、「葬式はするな」。多様な死生観を共有し、互いに認め合っているところに、日本人らしさがあるのかもしれません。


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